ウーロン茶の美味しい入れ方  NOTE #30

   ウーロン茶の香りを引き出す美味しい入れ方や、香りのリラックス効果、ウーロン茶
  ポリフェノールの中性脂肪抑制効果血糖値上昇を和らげる効果について、ためしてガ
  テンをまとめました。


  ウーロン茶の香りがリラックス効果を高める

    ウーロン茶の香りをかぐとアルファー波が脳全体に発生してリラックスした状態に
   なることが分かった。


  緑茶の作法でウーロン茶を入れると香りがでない

    緑茶とウーロン茶を70℃の湯で煎茶の作法で入れる。
    緑茶の作法は、湯を入れ、1分蒸らし、器に七分目注ぎ、素早くお客様に出すとい
   うもの。
    すると、緑茶は、味も香りも良いが、ウーロン茶は香りが出なかった。
    緑茶と同じような入れ方をしているとウーロン茶の美味しさを出せなていない、そ
   のため香りのリラックス効果を得られず損をした飲み方をしていると言える。


  美味しく香りよくウーロン茶を入れる方法

   ・96℃の湯で入れる

    70℃と100℃の湯でそれぞれウーロン茶を入れると、100℃で入れたほうが
   香りの量が2倍以上多かった。

    ウーロン茶は、収穫された後に寝かせる工程がある。その間に茶葉の中の配糖体を
   酵素が糖と香り成分に分解する。寝かせるがゆえに香り物質を持っているお茶なので
   ある。

    香り成分は、湯に入れると高温の方がよく揮発する性質がある。ウーロン茶は高温
   で入れるのが良い。


   ・香りを器に移してより香る

    香りの成分は、湯気で香るよりも、一度ウーロン茶を器に入れ、更に空にして器に
   残った香りをかぐと香りの強さは4倍になっている。

    器の内側全体に香り成分がびっしり付着して揮発するため、湯気よりも多く香り立
   つのだ。


    ○聞香杯(もんこうはい)

     香りをかぐための器。一度ウーロン茶を聞香杯に入れ、それをもう一つの器に移
    し聞香杯の香りをかぐ。移し入れた方の器でお茶を飲む。


  茶のリラックス効果

    緑茶は、テアニンという味の成分がリラックス効果の原因。
    ウーロン茶は、香りがリラックス効果の原因。

    それぞれに効果の物質が異なるので、それぞれにあったお茶の入れ方をしてリラッ
   クス効果を得るようにする。


  ウーロン茶で油が落ちる

    実験で手に油を付けて、緑茶、ウーロン茶、水で手を洗い、油が落ちるか実験し
   た。
    すると、緑茶も意外に善戦、ウーロン茶がもっともすっきり落ち、水はほとんど
   落ちなかった。

    緑茶には、カテキンが含まれ、油をくっつける働きがある。手についた油をカテ
   キンがくっつけて洗い流したと考えられる。
    ウーロン茶は、ウーロン茶ポリフェノールというカテキンが集まって一つながり
   になったものがあり、一つのカテキンよりも強力に油をくっつけて取り去ることが
   出来る。



  ウーロン茶ポリフェノールで脂の吸収を抑える

    血中の中性脂肪の量を脂っこい食事を食べてウーロン茶を飲んだ時と、飲まない時
   で比較すると、6人中4人が飲んだ時の方が血中の中性脂肪の量が少なかった。

    ウーロン茶ポリフェノールは、血中では検出されず、分子量が大きく腸管から
   吸収されないと考えられている。そのためウーロン茶ポリフェノールは、血中で作用
   しているのではなく、腸内で働いていると考えられる。

    腸内にカテキンが入ってくると、分子量はが小さいので血管に取り込まれ血中に入
   り肝臓で酵素と結びついて脂肪を燃やす。

    ウーロン茶ポリフェノールは腸内に入ると、分子量が大きいので血管に入ることが
   出来ずそのまま出てしまう。

    脂ものを食べた時、油が腸内に入ってくると胆汁が分泌されて油を変質させて腸管
   から吸収される。この時、ウーロン茶を一緒に飲んでいると油とウーロン茶ポリフェ
   ノールが腸内で同時に存在することになる。すると胆汁が油を吸収させるために出て
   きても、胆汁よりも先にウーロン茶ポリフェノールが油とくっつき、そのまま排泄さ
   れる。
    油の吸収を阻害しているため、血中の中性脂肪値が抑えられる。


   ☆しかし、中性脂肪を減らしたい人は、ウーロン茶に頼るよりも、食事で油を控える
    方がよっぽど効果があるので、注意するように。食事で摂った全ての油を体外に排
    出するものではない。


    

  ウーロン茶ポリフェノールは血糖値も抑える効果がある

    食後30分の血糖値も、水よりもウーロン茶と一緒の食事の方が血糖値が抑えられ
   ることが分かった。

    食後30後位から2時間後位までをピークに血糖値がぐんと上がるところを、少し
   でも緩やかにしたいときにウーロン茶ポリフェノールが役立つと考えられる。

    ウーロン茶ポリフェノールのくっつく性質を利用して、食事と一緒に摂ると良い。


  身近な道具でウーロン茶を美味しく

   ○急須でいれる

    @熱湯を急須に入れ、器を温める。その湯を湯飲みに注いで湯飲みも温める。
    Aティースプーン2杯半くらい、急須の底が隠れるくらいの茶葉を入れる。
    B茶葉がひたひたになるくらい湯を入れ、急須をゆする。
    C8〜9分目まで熱湯を注ぎ、1分ほど蒸らす。
    D茶葉が広がっているのを確認して、湯飲みに順に注ぎ、最後に注いだ湯飲みから
     始に注いだ湯のみへと戻って順に注ぐ。均一の濃さにする。


   ○湯飲み+小皿

    中国には蓋碗(がいわん)という中に直接茶葉を入れて飲むためのフタつきの湯の
   みのがある。これを日本の湯のみと小皿で代用する。

    @茶葉を湯飲みに底が隠れるくらい入れる。
    A熱湯を7〜8分目くらいまで注ぐ。
    B小皿でフタをする。
    C茶葉が開いたら、フタを少しずらして茶葉を漉しながら飲む。
     フタに付いた香りをかぐ。
    D湯が半分くらいになったら、また湯を注いで、一定の湯の中に茶葉が踊っている
     状態を保ち、ずっと飲み続けられる。


   ○水出しウーロン茶

    @1リットルの水に、10gの茶葉を入れ、冷蔵庫で12時間から24時間寝かす。
     24時間の方がより抽出できる。

    ☆口の中で香りの成分が体温によってふわっと広がって、とても美味しい。
     フルーツのような香り。

    ☆濃い目に出した水出しウーロン茶をプリンやアイスクリームにかけて頂くと、ウー
     ロン茶の苦味とよく合い美味しい。濃く出すぎた場合にも。





   
情報閲覧に関するご注意

[参考 NHK ためしてガッテン 2005/05/18]


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