睡眠と脳の発育  NOTE #30  extra

  子供の睡眠時間が、脳の発育や、学習能力に影響するという。更に、夜更かしの原因に
 は親の夜更かしの習慣が子供に影響している現実がある。読売新聞医療ルネサンスをまと
 めます。


  睡眠習慣の乱れと脳の発育 言葉の遅れ

    都内保育園のAちゃん(5才)は、3才の頃はほとんど言葉をじゃべれなかった。
   イライラしやすく園内でも友達を突き飛ばすなど乱暴な振る舞いが多かった。

    保育園から相談を受けた聖徳短大保育科教授の鈴木みゆきさんは、親の話から就
   寝時刻が遅く、不規則なことをつきとめた。
    帰宅の遅い父親との触れ合いを大事にするあまり、深夜にも一緒に遊ぶ習慣があ
   り就寝が深夜2時になることも珍しくなかった。
    鈴木先生のアドバイスで親子の触れ合いの時間を朝に変え、夜は寝かせてあげる
   ようにすると、早寝早起きの睡眠のリズムを取り戻すことができ、まもなくAちゃん
   は落ち着いて、言葉も出るようになった。

    睡眠習慣の乱れが脳の発育に影響を及ぼす。鈴木先生の研究では、睡眠に問題の
   ある子供は、三角形の模写(5歳児の課題)をさせるときれいにかけない場合があ
   ることが分かった。


  睡眠が学習能力に影響 8当5落

    国立精神・神経センター老人精神保健研究室長の白川修一郎さんは、8当5落、
   8時間寝る子は合格し、5時間では落ちると言う意味で、睡眠の大切さを強調する。
   広島県教育委員が昨年、県内の小学校5年生対象の調査で8時間寝る子は、5〜7
   時間寝る子に比べて、国語、算数の成績が高かった。米国の高校生でも同様の結果
   が出ている。

    白川さんは、「睡眠中の脳では、記憶を分類する作業が行われいてる。後で必要
   な記憶をすぐに引き出すためで、睡眠不足だと整理が不十分なため記憶がこぼれ落
   ちてしまう」と語る。


  夜更かしの理由 何となく、家族がみな遅いから

    富山大学の調査では、「もっと眠りたい」と訴える子供は、小学生で3〜4割、
   中学、高校生で6割近くになっている。

    日本学校保健会の調査では、小学生の夜更かしの理由で最も多いのは、「何とな
   く」と「家族みんなが遅いから」となっている。大人に合わせた夜更かしの習慣が
   大きく影響している。





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[参考 読売新聞 くらし家庭 医療ルネサンス 2005/04/30]





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