めまいの対処法 NOTE #30
めまいは、なったことがないとそれがめまいなのか何なのか分からずに見当違いの科
を受診することもあるようです。めまいがどういうものなのか、めまいの仕組み、原因、
対処法をまとめました。NHK「今日の健康」をまとめます。
めまいとは
めまいには、大きな意味で立ちくらみもめまいに入る。これは、立ち上がった時の
血圧の低下によるもので、全く原因の分からない突発的に起きるものも少なくない。
めまいの種類
| ・回転性のめまい | 目の前、周りの景色がぐるぐる回るようなもの。 |
| ・浮動性のめまい | 波の上、雲の上を歩いているような不安定感。 足が地に付いていない感じ。 |
原因としては、脳が原因の場合と、耳が原因の場合がある。一般的に多いのは耳が
原因の場合。
耳の役割と耳が原因のめまい
耳は、人間がバランスをとる上で大きな役割を果たしている。
耳には、3本の管が輪になったような三半規管と、その根元の前庭というところが
ある。これらが平衡感覚を司っている。
三半規管は、それぞれ90度の角度にあり、その管の中はリンパ液で満たされてい
る。体を傾けたり、回転したりすると、中のリンパ液が動きその情報が前庭神経に伝
わり、小脳へ伝えられる。
この三半規管の前庭に異常を来たすと、体の回転、傾きの情報が誤って脳に伝えら
れてしまう。その為、めまいが起こってしまうと考えられている。
この異常の原因は、三半規管の中に耳の他の部位からはがれ落ちた物質などが入り
込んだり、前庭神経に炎症が起こると、異常が起こってめまいが起こる。
脳が原因のめまい
耳から平衡感覚の情報が送られている先の脳幹、姿勢や運動をコントロールする小
脳に異常が起こってめまいが起きることがある。
平衡感覚に関わっている脳幹、小脳には、椎骨動脈、脳底動脈が首から脳へ入って
いる。これらの動脈が狭くなると、脳幹、小脳の働きが悪くなってめまいを起こすこ
とがある。
この状態を、椎骨脳底動脈循環不全という。
特に、60代、70代の比較的高齢の方のめまいの場合、このめまいが多い。原因
の基本的なものは、動脈硬化ではないかと考えられる。
ある程度の年齢を重ねていくと血管も老化し、首から脳へ入ったところで動脈硬化
が起こるとめまいが起こる。
動脈硬化を気を付ければ、まめいの対処になる。
とっさの対処法
めまいが起こったら
| ・楽な姿勢で安静にする |
| ・光の刺激を最小限に |
| ・電話をかける |
楽な姿勢
めまいが起こった急性期の場合、自分にとって楽な姿勢で安静にする。
楽な姿勢は、異常が起こっている部位や原因によって異なる。
例えば、横になって、どちらかの耳を上にして寝ている状態が楽、あるいは、
めまいが起こった状態のままじっとしているのが楽になってくる場合もある。
右耳に異常があるときは、右耳を上にしている方が楽な時が多いようだ。
光の刺激を最小限に
片頭痛によって起きためまいなどで、光の刺激によって平衡感覚に関係する神
経がより刺激されて、めまいの症状をより悪化させる場合がある。
真っ暗にする必要はないが、光をやや落とした部屋で楽にするのがよい。外
にいる場合は、日陰に入ったりして光刺激を避ける。
[ 参考:「頭痛の対処法」 NOTE No.18 ]
電話をかける
めまいの状態を把握し医師に伝える項目をチェックできる。
・耳の聞こえ方の異常がないか
・声がちゃんと出ているか
・電話を持つ手に振るえ痺れがないか
・知り合いに具合の悪いことを知らせる一方、めまいの続いた時間を知れる。
電話をかけている間に、耳の聞こえなど各種のチェックができ、まめいの継続時
間もチェックできる。
医師の診察を受ける時にこうしたことが、めまいの原因や病気を探る手がかり
になるのでこうした項目のチェックは重要。
耳の病気
メニエール病
めまい、耳鳴、耳の聞こえが悪くなる。
よく起こる病気。
聞こえが悪くないか、どちらの耳が聞こえが悪いかチェックする。
ワレンベルグ症候群
小脳と脳幹に脳梗塞が起こる病気。
平衡感覚の神経だけでなく、小脳には喉を動かす神経も集まっているので、
それらの神経が一緒に阻害されることによって声帯の動きが悪くなって声が
枯れる。
脳の異常の可能性
手の振るえ、痺れがある場合、耳の異常ではなく脳梗塞や、脳出血などの
脳の異常の可能性がある。
電話をかけても、かけなくても次の症状があったら、すぐ救急車で病院へ。
・手の痺れ、ふるえ
・ろれつがまわらない
・激しい頭痛
・意識が無い(周囲の方が気付く)
すぐに救急車で病院へ!
命の危険がある。
病院へ
めまいが止まらない場合、脳の異常の時の症状がなければ3〜5分様子を見て、
それでも止まらなければ病院へ。
基本的には耳鼻科でよいが、難しい問題もあり、めまいを扱っていない病院もあ
るので、比較的大きな病院でめまい外来のある病院を探して受診するのが良い。
耳以外に原因があると分かれば他の科を紹介することができる。
慌てずに自分の症状を把握することが大事。
情報閲覧に関するご注意
[参考 NHK 今日の健康 2005/06/20]
めまいを治す本―
めまいを撲滅する生活法・治療法を専門医が明かした!
ビタミン文庫
めまいは治せる!
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INDEX: 耳