五十肩の予防と対処法  NOTE #28

  30代でも五十肩になることがある。五十肩は、老化によるものという以外原因が分
 かっていなため、誰にでも起こりうる病気。五十肩にならない体操や、後遺症の防ぎ方、
 なった時のよりよい対処法をためしてガッテンからまとめました。


  五十肩は、どんな病気か

   五十肩は、肩が突然痛くなったという人もいれば、徐々に痛みが増していったとい
  う人もいて、痛みの起こり方も人によって異なる。なってしまうと寝返りをうつこと
  も出来ない、コートも一人で着られないなど、生活にかなり支障が出る。30代でも
  五十肩になる場合もある。

   肩こりは、僧帽筋に痛み物質がたまることで起こるが、五十肩は、肩の関節に炎症
  が起こり発症する。
   肩の関節では、肩甲骨、鎖骨、上腕骨とそれぞれをつなぐ筋肉、じん帯が複雑に入
  り組んでいる。肩筋肉が衰えると、上腕骨(腕)を安定して動かせなくなり、骨の動き
  のバランスが崩れる。すると関節内で骨がぶつかり合い、関節の周りに炎症が起こる。
  その炎症が神経を刺激して激痛が走る。五十肩である。


   五十肩は、放って置くと自然治癒力で炎症が治まる。しかし、この時適切な方法で治
  療しないと、肩が固まって動かないという、後遺症を残してしまう。
   痛みが治まっても、その後、肩が動かないことが辛いと、体験者が口々に言う後遺症。
  自分で治してしまわずに、病院で見てもらう必要がある。


  正常な肩と五十肩の可動範囲

   腕は垂直に上げる時、主に上腕骨と肩甲骨を使っている。
   正常な肩の関節は、腕が下へ下がった状態から上へ120℃、斜め上ほどまでは、
  上腕骨が動く。更に上に上げる時は、肩甲骨がその残りの60℃を動いて、腕を垂直
  に上げている。
   しかし、五十肩になると上腕骨と肩甲骨の関節が固まってしまうため、肩甲骨が動
  く範囲の60℃分しか動かなくなってしまう。


  痛みは治まっても、なぜ動かないのか

   肩の関節は、滑液で満たされていて関節がスムースに動くようになっている。五十
  肩の炎症が自然治癒するときに、この滑液がカラカラに乾いて関節にくっついてしま
  う。肩は、癒着により可動域が狭くなり、一定の範囲しか動かなくなってしまう。


  五十肩の回復の過程

急性期慢性期回復期
2週間〜2ヶ月2〜4ヶ月3〜6ヶ月
激しい痛み動かすと痛い痛みなし
動かない動かない動かない


   五十肩が始まる急性期は、激しい痛みで肩が動かせない。人によって2週間から、
  2ヶ月この状態が続く。慢性期は、炎症が治まってきているが、動かすと痛いため動
  かすことが出来ない。回復期は、炎症も治まり痛みもないが、後遺症で動かせない。

   自然治癒で治そうとして、正しい治療をしないと、後遺症の程度が悪くなる。


  後遺症(固まって動かない)にならない対処法

急性期慢性期回復期
冷やす(温めると痛みが増す)良く温めて、動かす。良く温めて、動かす。
安静にする。痛み止めの薬を貼るなどして
可能な範囲で動かす。
可能な範囲で動かす。


   急性期は、温めると痛みが増すので、安静にして冷やす。
   慢性期は、熱はないが痛みが残っている状態で、しかし、ここで痛み止めの薬など
  を貼り、痛みを少なくして可能な範囲で大きく肩を動かすことが、後遺症を軽くする
  ために重要。痛みがあって、勇気がいるが動かすことで乾いてしまった滑液が出始め
  る。動かすことが出せという命令になる。
   回復期は、温めて動かす。徐々に可動範囲を大きく広げるようにする。


  「ひじまる体操」五十肩予防と回復、両方に効果

   @0のポジション:両手を頭の後ろに回す。痛いときはその近く。

     肩甲骨と上腕骨がまっすぐ並んでいる状態。肩の周りの筋肉がリラックスして
    いる位置。ニュートラルな状態で、緊張が0。

   A0のポジションに近い位置で襟、または肩のシャツを指でつまむ。

   Bまず、前回し。小さく肘で輪を描くように動かす。
    肘の先で『前』『下』『後ろ』『上』の方向を順に指すつもりで
    だんだん、大きな輪を描く。
    肩甲骨も動かすように大きく動かす。
    だんだん背骨も動かすように大きく輪を描く。
    もっと上に、もっと前に、もっと下に、もっと後ろに動かして行く。
    体全体で大きく回すようにする。

   ・逆回し、反対の肩も同じようにする。

   ・1日に、左1分、右1分、両肩1分、合計3分行う。

   ・椅子に座って行っても良いが、立って行うとより効果がある。

   ・始めはポキポキ言うようでも、だんだんスムースに動くようになる。

    治療の場合は、必ず痛くない範囲で行う。
    痛くない範囲を増やしていくと考えて行うと良い。

    五十肩の人が行うと、肩がすっきりした感じになる。
    肩甲骨に意識が集中して良く動き、周りの筋肉を良く動かすことができる。普通
   に腕を回すよりも効く。

   ☆慢性期、回復期にはヒアルロン酸注射もある。2つの期間を短くする効果がある
    が、体操と合わせて行うことが重要である。

   

   情報閲覧に関するご注意

[参考 NHK ためしてガッテン 2005/01/26]


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