脳が若返る  NOTE #27

  円周率でギネスブックを更新した人、バランス感覚を維持して運動能力を高めている
 人、フラッシュ暗算の達人、逆さ言葉の名人のそれぞれの脳の使われ方と、生活、食事
 に焦点を絞り、脳の若返り法をまとめました。月曜エンタぁテイメントのまとめです。

  脳年齢チェック 海馬が記憶を司る

   脳年齢とは、脳の働きを表す年齢。脳年齢が高いほど老化していることになる。
   脳年齢測定器、脳年齢測定法があり、ディスプレイ上に表示される1〜26の数字
  を順番に押していき、押し終わる時間を測定して脳年齢を診る。

   脳年齢は、老化しやすく、記憶力が低下してゆく。
   例えば、偶然道で会った人の名前が思い出せない、好きな曲のタイトルが思い出せ
  ない、取ったメモの場所が思い出せないなど、脳の老化の兆候。

   脳の神経細胞は、1日で10万個死滅する。中でも脳の海馬は、最も神経細胞が死
  滅しやすい。海馬は、一時的に情報を保管しておく場所で、五感の情報が入ってくる
  と、必要と判断された情報を記憶したり、記憶した情報を引き出したりする働きがあ
  る。「あれ、取って」「これをあそこへ持って行って」など、「あれ」「これ」を生
  活の中で多用すると、海馬が必要な記憶情報を取り出せなくなってしまう。

  円周率を5万4千桁記憶した人の生活

   原口さん(58歳)は、円周率5万4千桁を記憶してギネス記録を更新した人だが、
  原口さんの海馬は、普通の人の海馬よりも一回り大きいことが分かった。
   海馬だけは、鍛えれば年をとっても神経細胞が増えることがわかっている。タクシー
  ドライバーは、勤務年数が増すにつれ海馬が大きくなることが知られている。勤務中に
  に新しい道を覚えていくことで海馬が大きくなっていると考えられる。

  原口さんの趣味の日常

  ・散歩で数字の語呂合わせ
   原口さんは、散歩の途中に看板に書いてある電話番号を、語呂合わせに読み替えてす
  ぐ記憶してしまう。また、逆に看板の文字も語呂合わせの逆の発想で、数字に変換して
  しまう。こうなると、道で出会う子供の行動も数字に置き換えてしまうというすさまじ
  い変換もやってのけてしまう。(残念ならがこれを表現しきれない。)

  ・連想辞書引き
   原口さんの趣味の一つは、辞書を引くことでもある。気になる言葉を調べると、その
  意味から連想した次の言葉を、新たに引く、するとまたその内容から次の言葉が思い浮
  かぶ、そして再び辞書を引く。この連想と情報の収集の繰り返しが、円周率の語呂合わ
  せに結びつくという。また、辞書を引き新しいことを知ることを楽しんでいる。

  ・瞑想は、記憶の整理
   また、瞑想も行う。瞑想は、目を閉じて行うため目から入る情報を遮断することがで
  き、それによって記憶を整理することができる。人が取り入れる情報の9割りが、目か
  ら入る情報なので、それを入らなくすることが記憶の整理に役立つ。

  原口さんの食事

    物忘れ防止にレシチン
     納豆、豆腐、卵など、大豆製品に入っている。

    脳の疲れを癒すビタミンC
     大根には、ビタミンCが多く含まれている。

    活性酸素の退治にカテキン
     お茶、抹茶
     体の20%の酸素を必要とする脳に活性酸素は大敵。

    咀嚼で脳の血流を高める。
     黒米、タコ、貝など良くかんで食べるものを食べる。
     噛むことであごの筋肉を動かし、脳、海馬に血流が増す。

  脳活性化術

    ・ビタミンCとレシチン
    ・辞書で連想ゲーム
    ・噛む回数を増やす


  小脳が司るバランス感覚

   立つ、歩く、座る、全ての行動を小脳が司っている。
   大脳の下にあり、成人で135g、大脳の1/10だが、神経細胞の数は、大脳が
  140億個なのに対し、小脳は1000億個以上にもなる。小さくても膨大な記憶量
  を持つ。小脳が司どる動きの記憶は、一度覚えたら忘れない。自転車も一度覚えたら
  乗っていなくても忘れることはない。動脈が小脳の近くに通っていて大脳に比べて老
  化しにくいといわれている。

   小脳は、バランス感覚も司っている。靴下を履くときにバランスが崩れ立ったまま
  履くことが出来なかったり、歩いていて何もないところでつまづいたり、運動会で足
  もつれてころんだり、小脳の働きが関係する。

   小脳は、運動の全盛期を記憶している。体力は衰えていても小脳の記憶は全盛期の
  ままなので、急に運動会などでかつての記憶のまま運動すると怪我をしてしまうのは
  このためである。

   従って、小脳には、その時その時の自分の運動能力を覚えさせる必要がある。

  小脳の老化テスト

   ・目を閉じる
   ・両手を前に出す。
   ・30秒間その場で足踏みする。

   実際に行ってみるとわかるが意外とその場で足踏みしているつもりでも、回転して
  いたり、前進していたりする。

   結果が、元居た位置から45度以上回転していると小脳が老化しているということ
  になる。


  体と小脳のバランスが取れた63歳、大学教授の松元さん

    鹿児島県鹿屋体育大学の教授の松元さんは、63歳だが、学生と同じような運動
   能力を持ち、若い体育大の学生も驚いている。
    その体力の秘密は、体と小脳のバランスが取れているということにある。松本さ
   んの体力は、測定すると63歳並みの体力であったが、毎日、体を動かすことで体
   操競技の鉄棒も難なくこなしている。

   松元さんの生活

   ・地下足袋とスキップで犬の散歩
     地下足袋で足の裏の感覚が良くなり、転ばない。
     (ある幼稚園で園児に地下足袋をはかせていると、転ばなくなった。)
     リズム運動で小脳が鍛えられる。

   ・しこふみ
     片足に全体重がかかり、バランス感覚が養われる。

   ・温泉
     炭酸ガスが疲労回復に効果があり、血行も良くなる。


  松元さんの食事

   青魚が好物
    青魚には、エイコサペンタエン酸(EPA)が豊富で下記の効果がある。
    ・血小板の働きを正常に保つ
    ・血管を広げる効果
    ・脳血管障害を起こしにくくする

   松元さんは、若い学生といることで、自分もこの子達と同じように若いんじゃない
  かと、若い気分でいる。
   このような気持ちの若さも大事だという。


  小脳を若くするポイント

   ・地下足袋を履いてあるく
   ・スキップで散歩
   ・青魚を食べる


  頭の回転 前頭連合野の働きが衰える

   3本300円、8本500円の商品があり8本の方を買ってしまう、髪を先にセッ
  トしてセーターが着れなくなった、話しているうちに何を話しているかわからなくな
  った、など、前頭連合野の働きが衰えていると起こる。

   おでこの内側にある前頭連合野では、情報を判断してこれから行うことを決めてい
  る。脳の司令塔の役割がある。側頭葉や海馬などにどのように働くか指令している。
  人間だけが劇的に発達している部分でもある。

   しかし、前頭連合野は老化が急激に進んでしまう。神経細胞が刺激されない、脳が
  使われないと細胞が死んでしまい、全機能がストップしてしまうこともある。


  前頭連合野を刺激する訓練

   文字の色を言う訓練。
   「緑」と書いている文字を読み上げずに、その文字の色を言う。ここでは、黒と言う。


  フラッシュ暗算の達人黒川さん

   黒川さんは、54歳。
   0.2秒で3桁の数字を15個加算する計算が出来る。

   光ポトグラフィーは、赤外線で脳の血流量が分かる装置だが、これで黒川さんの脳の
  血流をみると、左脳、右脳とも血流があることが分かった。普通、計算は左脳が働くが
  黒川さんは、計算にも右脳を使っていることが分かる。

   50才は、脳の神経細胞のシナプスが減少し始める年齢。

  黒川さんの生活

   朝6時に起床すると、新聞をさかさまにして読む。
    ボーっとしてる時間なので刺激になると言う。
    このことを脳の働きで言うと、画像処理をする右脳と文字を読む左脳が連携して、
    左右の前頭連合野が働いていることになる。

   プールで泳ぐ
    有酸素運動が、脳へ酸素の供給を行う。

   バッティングセンターでバント
    動体視力を鍛える。
    フラッシュ暗算に効果がある。

   車で移動、ナンバープレートで計算練習
    ナンバー8297を、8÷297に変えて計算。
    (普通の人は運転中は危険)

   買い物は、最短ルートを計算
    買うものをメモして、売り場で買う道順を計算。
    最短距離で買い物を済ませる。
    金額ももちろん計算。
    (妻は、歩く電卓と黒川さんを言う。)

  黒川さんの食事

    ポリフェノールの多く入った物を摂る
    紅茶、バナナ、大豆、ブロッコリー、玉ねぎ、果物(ブドウ、リンゴなど)

    ヨーグルトは、整腸作用だけではなく、血流も良くする。

  前頭連合野を刺激するポイント

   ・数字を使うべし
   ・新聞を逆さに読む
   ・紅茶、バナナなどでポリフェノールをとる


  脳のマンネリ化が老化を促進

   よく戸締りを忘れる、何を取りに来たかか分からなくなる、いつも家の中でいる場
  所が同じ、いろいろな場所に体をぶつけるなど、脳がマンネリ化すると起こる。

   脳のマンネリ化は、脳が刺激に飽きている状態。
   新しいことをすると、作業の途中に確認をしながら行う。そしてその行動を記憶す
  る。何度も行うと、今度は、いちいち確認、記憶しなくても動くことが出来るように
  なる。確認と記憶の神経が使われなくなるとその行動の確認、記憶の神経細胞が死ん
  でしまう。これがいくつも起こると、脳が萎縮、ボケが始まってしまう。

   毎日緊張感をもって動くことがマンネリ化を防ぐ。


  田中芳子さん73歳の逆さ言葉

   田中さんの逆さ言葉は、音のレベルで逆さに言うもので。
   「こんにちは」は、「アウティノック」と発している。
   言葉を音に区切り、それをさかさまにしているので録音したものを逆に再生すると
   「アウティノック」は「こんにちは」と再生される。
   「a・w・i・t・i・n・o・k」→「konitiwa」

   田中さんは、この逆さ言葉を使ってミニ芝居もしてしまう。言葉も行動も逆に行って
  いるので、ビデオを逆再生して、ようやく何をしているのか分かるという面白さがある。
  また、歌もこの方法で逆さに歌う。

   田中さんの脳を128ch脳波測定器で調べると、ローマ字で歌詞を逆さに書くと
  きには、文法に関係する場所が強烈に反応していた。右脳左脳も共に働いている状態。
  この調子であれば、90歳になってもボケないという。

  田中さんの生活

   ・朝は、お化粧
     そうすると外に出かけたくなる。チャレンジの意欲がわくので良い。

   ・手足の運動

   ・逆立ち
     頭と腕で三角に支点を置いて逆立ちする。脳への血行が良くなり、体の反応が
     良くなる。

   ・異性を意識する
     バイオリニストのファンクラブを作り会合を開いている。
     脳への刺激になる。

   ・ピアノの先生をして小学生と恋愛話
     言葉も小学生の使うような言葉を使って会話する。

   ・パソコンでホームページを作る
     自作の小説を発表している

  田中さんの食事

   ・朝食から、大好きなハンバーグ。
     脂物は、若いと動脈硬化の原因になってしまうが、コレステロールは、ホルモ
     ンを作るうえでも、痴呆を防止する上でも重要な物質。
     年を取るにつれ、コレステロールを合成できなくなるので摂ると良い。

  マンネリ化を防ぐポイント

   ・お化粧をする
   ・コレステロールも年をとったら摂る
   ・異性を意識する




   情報閲覧に関するご注意

[参考 テレビ東京 月曜エンタぁテイメント  2004/12/20]
[情報 ASA茂原(5月) 「頑張らないことが大事」円周率暗唱世界記録保持者 原口證さん  2006/05/00]


 岐阜県の南飛騨健康増進センターでは、脳年齢測定器のほか
 血管年齢測定器、ストレス測定器、骨強度測定器、活力年齢測定器、喫煙度チェック など各種
 測定機器がそろっています。
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 是非挑戦してみてください。脳へ刺激的、とても面白いです。





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