長引く咳 マイコプラズマ感染症 NOTE #27

   健康な人ほど重症化する恐れのある、マイコプラズマ感染症。誰でも感染している
  一般的な菌を切っ掛けにして起こる混合感染。たけしの本当は怖い家庭の医学から一
  部をまとめました。


  乾いた咳が長く続いたらマイコプラズマ感染を疑う

   マイコプラズマは土中にいる一般的な微生物で、子供の65%、大人の97%が感
  染しているよくある感染症。しかし、何度も感染していると免疫反応が過剰になる。
  乾いた咳が長く続くため、粘膜や肺の細胞を破壊して他のウィルスに感染しやすくな
  る。そのため起こる混合感染で重症化することがる。


  ある患者の例 混合感染による重症化

   主婦のAさんは、週に3回フィットネスクラブ通う健康な人。1月、小学生の息子
  が乾いた咳をするようになる。これを切っ掛けに家族3人とも咳が出始める。息子は
  症状が治まるが夫妻は、咳と発熱。夫は、薬を飲み、出勤し残業に忘年会など体をい
  たわることは出来なかった。Aさんは、薬を飲み体を休めた。しかし、その3日後に
  なってもAさんだけは、回復しない。咳が続き、さらに1週間後にはひどい悪寒がす
  る。翌朝、激しい頭痛と40℃の高熱で目が覚め、倒れる。

   病院で検査すると、肺の一部が真っ白に映り、重い肺炎と診断される。この重い肺
  炎の切っ掛けは、マイコプラズマ感染症だった。

   Aさんは家族で最も健康で生活も不規則な要素が無かったが、それがこの感染症には、
  逆に働いた。マイコプラズマは、強い菌ではないが、通常にある菌なのでいつの間に何
  度も感染している。子供より大人の方が感染歴がかさむため、免疫反応が強くなる。
   また、健康な人ほど免疫が活発に働くため菌への攻撃が強まり、正常な細胞にも攻撃
  してしまう。2週間で肺の壁がボロボロになるほど。この時にカゼウィルスが肺に入り、
  混合感染を起こし、重症化した。


  咳が続いたら早めに医者へ 専用の抗生物質がある

   咳のために粘膜が荒れ、混合感染による重症化が怖い病気なので、カゼに比べて長
  く咳が続いたり、以前に咳がなかなか収まらない経験がある場合、早めに医師の診断
  を受けるようにしたい。専用の抗生物質がある。

   健康な人ほど免疫力が逆に強く働いてしまうので、自分の健康を過信してはいけな
  い。
   また、免疫力は、年齢にしたがって低下してくるので、年をとるほどマイコプラズ
  マ感染症による肺炎には、なりにくくなってくる。



   情報閲覧に関するご注意

[参考 ABC たけしの本当は怖い家庭の医学 2005/01/11]


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