介護百人一首  NOTE #26

  短歌の題材にと介護されている母の日々を詠むことで、老いた母の気持ちが分かるよ
 うになった。辛い介護、怒りや、悲しみばかりだと思っていた日々が、短歌を作ることで
 違う見方で介護生活が見えるようになった。生活ほっとモーニングからまとめます。

  辛いことばかりだと思っていた。

   同志社女子大学で日本文学を教えている安森敏隆さんは、妻の淑子さんの介護短歌
  を読んで、その生き生きとした日常がうまく詠まれていることに驚き、初めて妻の歌
  を褒めた。命の先端が読まれていた。
   妻の淑子さんは、母の介護の中で辛いこと、悲しいこと、時には母に怒りをぶつけ
  ることもあった。そんな中、短歌で母の生活を短歌に詠み始めた。

  「えらい! 偉い! 息はあはあとトイレまで 生きてる限り 母は這い行く」

  「いねむりと 食事と排泄(べんじょ)の 日々なれど 喜びあるらし 声たて笑う」

   短歌で心がほぐれてくる。


  数年前には想像しなかった母の変化・・・

   数年前には、想像しなかった母の変化に、情けなさ、悲しみばかりがつのっていた。
  京都の久保見さんは、母を介護して、車椅子に母が乗るようになってから痴呆の症状
  が現れて、自分の感情のコントロールが出来なかったこともあった。
   そんな中、雑誌で介護短歌を知った。そして、介護の中に短歌の題材を見つけよう
  と、母を介護する時に、これが題材になる、これも題材になると考えたりするようになり、
  気持ちの持っていくところを見つけた。
   自分の作った食事をありがたそうに手を合わせて「頂きます」と言う母を見て作っ
  た歌、他。

  「食事どき いただきますと 拝む母 介護の苦労も 散りゆくごとき」

  「リハビリには 何時(いつ)も母に 付き添えり 歩かせてあげたし もう一度と」

  「母は今 幼き頃に 戻りおり お母さん呼んでと くりかえし呼ぶ」


  「介護短歌」募集のお知らせ

   介護短歌の送り先

    〒150−8001 渋谷区神南2−2−1
    NHK教育番組センター文化福祉班
    FAX  03−3485−9098
    メールの場合は、こちらのぺージから。
    NHK福祉ネットワーク「介護百人一首」 係



   情報閲覧に関するご注意

[参考 NHK 生活ほっとモーニング 2004/10/25]


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