日頃の生活で転倒予防   NOTE #25

  高齢者の転倒は、寝たきりになる危険があり注意が必要ですが、日本は、アメリカに
 比べて転倒が少ないようです。生活の違いと転倒しない生活方法を生活ほっとモーニン
 グからまとめました。

 転倒、骨折の傾向

  女性は、転倒、骨折、関節疾患などが男性に比べて寝たきりになる原因として多くな
 っている。

  骨折が起こる部分
   @腕の上部、肩
      転倒して肩から着地して骨折しやすい。転倒したときに手をとっさに出すこ
     とが出来ずに、肩から落ちてしまい肩を骨折する。70代は転倒の時にとっさ
     に手を出すことが出来ないことが多い。
   A手首
      転倒して手で支えようとして手首に負荷がかかり骨折してしまう。反射的に
     手を突くことができる状態の人で、手で体を支えようとして骨折してしまうケ
     ース。
   B大腿骨頸部
      大腿骨の骨盤にはまる丸くなった部分のくびれた部分が骨折する。
      大腿骨頸部骨折は、入院、手術で100万から200万の費用がかかり、長
     期のリハビリを必要とする。本人、家族の負担と精神的にまた転ぶのではとい
     う不安を持つことが多い。

  ☆東日本の人は、大腿骨頸部骨折が統計的に少ないというデータがある。納豆を食べ
   る習慣が骨を強くしていると見られる。

 骨を強くするための栄養

   ・バランスの良い食事
   ・カルシウムの一品をプラス1品。牛乳1杯のプラスでもよい。
   ・ビタミンK、ビタミンDを忘れずにとる。

   カルシウムは、高齢期は1日700mg(普通は600mg)をとるようにする。
   ビタミンKを含んだ食品は、納豆、ほうれん草など。
   ビタミンDを含んだ食品は、シャケ、干ししいたけなど。

   ビタミンKは、カルシウムを骨に沈着させる働き、骨からカルシウムが流出するの
  を防ぐ働き、骨の石灰化を助ける働きがあり、ビタミンKが不足すると骨が細くもろ
  くなってしまいます。骨粗鬆症予防には欠かせない栄養。

   冬場に骨折が多いのは、ビタミンDが不足しているためでもある。寒いので外出が
  減り、日光に当たる時間が少ないため、皮膚でビタミンDの生成が行われないため食
  事から摂らないと減少する。
  ビタミンDは、筋肉を豊かに保つ働きがある。

 骨折日米比較

 日本アメリカ
カルシウムを摂っているのは573mg738mg
骨折しにくいのは
10万人中
女性:180人
男性:61人
女性:382人
男性:169人


   欧米人は、乳製品を良く摂りカルシウムの摂取量が多い。
   しかし、骨折はアメリカ人の方が多い。
   これは、カルシウムを摂っているだけでは骨折予防にとって完全ではないというこ
  と。体を支える筋肉をつけることが重要である。筋肉をつけることで転倒自体を防ぐ
  ことになる。

   日本人がカルシウム摂取量が少ないのに対し骨折が少ないのは、日本的な日常生活
  で筋肉が使われ鍛えられ転倒しそうになった時にふんばる筋力があるため。
   しかし、最近は、欧米化した生活で筋力が弱まる傾向がある。

  筋力の強さ(大腿四等筋)
   日本    3.89kg
   アメリカ  3.05kg

   腿の前側の筋肉に負荷をかける実験結果。

 生活スタイルと骨折の危険度。ライフスタイルアクティビティー

 和風生活洋風生活
食卓座卓
 正座で座る立つの動作が大腿
 部、他の筋肉に負荷をかけ筋
 力をつける
テーブル
 正座に比べて座る立つの動
 作の筋肉への負荷が少ない
寝床布団
 毎日の上げ下ろしで脚、腰の
 筋肉に負荷をかけ筋力をつけ
 る
ベッド
 布団の上げ下ろしがないの
 で筋肉はほとんど負荷がか
 からない


   日常的に何年も続ける、それほど大きくない負荷が筋力をつける大きな要因となって
  いて、日本人の転ばない筋力になっていた。

   しかし、日本人女性は、’97年に比べて30%も骨折が増加してきている。
   原因として洋風化した生活が筋力の低下を促進していると言える。

   ライフスタイルアクティビティーが、健康を保つ秘訣。

    洋風化したテーブル、ベッドの生活が一般化した日本では、筋力をつけるために
   急に和風にすることは少し無理がある場合もある。筋力をつけるための運動が更に
   大事なポイントになる。
    高齢者や、関節痛や足腰に痛みのある人は無理して和風の生活をすることは逆効
   果にもなるので無理はしない。
    筋力は、何歳でも動かすことで付いてくるので運動をすること。また、バランス
   を保つような運動が転倒しないための筋肉をつけることになるので、筋力とバラン
   ス力をつけるように運動する。



   情報閲覧に関するご注意

[参考 NHK 生活ほっとモーニング 2004/10/05]


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