がん予防14か条 NOTE# 19
1997年に発表された「がん予防14か条」。これを守ると多くのがんを減らすこ
とが出来る。肺がん1/3減少、大腸がん75%減減少、乳がん50%減少することが
できる。男性のがん死亡率は、アメリカでは90年代から減少しているが、日本では増
えている。がん予防の14か条とがんの原因について、ためしてガッテンからまとめま
した。
がん予防14か条
重要な順
| 1 | 食物繊維を中心とした食事 |
| 2 | 肥満を避ける |
| 3 | 運動の維持(1日全部で1時間) |
| 4 | 野菜、果物を1日400〜800g摂る |
| 5 | 穀物、芋、豆を1日600〜800g摂る |
| 6 | お酒は適量 |
| 7 | 赤身の肉は、1日80g |
| 8 | 脂肪は控える |
| 9 | 塩分は控える 1日6g以下 |
| 10 | カビ毒に注意 |
| 11 | 食品は腐らせないように冷蔵庫に保存 |
| 12 | 食品添加物や残留農薬に注意 |
| 13 | 黒こげのものは食べない |
| 14 | 栄養補助食品に頼らない |
| 番外 | タバコは吸わない(当然の原因なので番外) |
解説 1 野菜中心
野菜400〜800gをとるとDNAのくずが減少する。
日本人よりアメリカ人の方が野菜を多く摂るようになった。
大腸がん、乳がんが日本で増えている原因になっている。
普段野菜をあまり食べない5人に、野菜を1週間食べ続けてもらうとDNAのくず
が減った。野菜のがん予防効果には、活性酸素を抑えたり、無毒化するなど様々な
効果がある。
解説 2 肥満
肥満は、子宮体がん、乳がんの危険度が高まる。
乳がん約2倍、子宮体がん約2.5倍。
また、肥満の人には男女問わず大腸がんのリスクも高い。
子宮体がん、乳がんの細胞には女性ホルモンのエストロゲンが入るかぎ穴があ
り、エストロゲンが、がん細胞のかぎ穴に入ると増殖の指令が出て無秩序に増殖
する。
エストロゲンは、子宮以外に脂肪細胞が作り出す。その為、脂肪が多いとがん
細胞の成長を助長することになってしまう。
肥満の方は、早期発見のために検診を受けることが勧められている。
解説 3 運動
がんの原因は、活性酸素。
活性酸素は、ストレス、タバコ、大気汚染、運動、偏食などにより発生する。
しかし、酵素SODは活性酸素を消す働きがある。
SODは運動を続けている人に多い。
ねずみの実験で運動後の活性酸素量は増加していた。これでは運動をして活
性酸素がDNAを傷つけると考えるが、実際にVリーグで普段から激しい運動
をしている選手と、運動をしていない人を比べると運動をしている選手の方が
DNAのくずが少なく、血中の活性酸素を打ち消す酵素SODが増加していた。
アナウンサーが毎日1時間の運動実験を2週間行うと、DNAのくずが減少
した。
運動を続けていくと、酵素が増え、活性酸素自体も少なくなりDNAのくず
の量が減る。
1日1時間の運動を続けることが大事。
解説 6 酒、タバコ
酒 + タバコ = 胃がん
タバコが胃がんの原因になるのは、そこに酒が加わることにある。
タバコの煙が口に付着したところに酒が入ると、煙の成分を酒が溶かして食道や
胃に流し込んでしまう。
タバコは主犯、酒(タバコの成分を溶かす)は共犯になる。
DNAのくず
飲酒などによって壊されたDNAがくずとして尿に排出される。酒を全く飲めない
人、ほとほどに飲める人、酒豪の人に分け飲酒後のDNAのくずの量(翌日の尿中)
を計った。
| | 飲酒量 | DNAのくずの量 |
| 下戸(全く飲めない人) | 0 | 1 |
| ほどほどの人 | 1/4 | 1.6 |
| 酒豪の人 | 1 | 1.6 |
値は番組の表を見たおそよの値。
酒豪の人に比べて、ほどほどの人の飲酒量は、1/4なのにDNAのくずは、酒
豪の人と同じくらい出ることが分かる。
ほどほど飲める人は、DNAがより壊されていることになる。
飲酒量と大腸がんの危険度は、ほどほどに飲める人の方が酒豪の人よりがんにな
る確率が高い。
アセトアルデヒドは、発がん性物質
酒豪の人は、アルコールが体内で酵素によって分解され、アセトアルデヒドに
変わり、更に酵素によってアセトアルデヒドが分解、無害化される。
飲めない人や、ほどほどに飲める人は、アセトアルデヒドを分解する酵素が少
少なかったり、能力が低い。すると発がん性物質のアセトアルデヒドが体内に長
時間残っている状態になり、発ンがんの可能性が高まる。
アセトアルデヒドを分解できる酒豪の体質なのか、パッチテストしてみると良
い。
アルコールに対する体質のパッチテスト
絆創膏にエタノールを浸し、二の腕の内側にはり、5分間そのままにする。
絆創膏をはがした後の色を見る。
赤くならない人
酵素がアセトアルデヒドを無害にする。
酒豪タイプ。
(しかし酒豪といって飲みすぎは厳禁、肝臓への負担⇒参考:NOTE NO.21「肝臓をいたわる」)
赤くなる人
アセトアルデヒドを分解する酵素がないか、酵素の働きが弱い。
長い時間アセトアルデヒドが体内に留まり、そのため細胞を傷つける。
飲めないタイプ、ほどほど飲めるタイプ。
体はアセトアルデヒドに慣れてしまうが、感覚とは異なり、細胞を傷つけて
いるので、このタイプの人は、飲酒を減らすように。
☆注意!
あくまで簡便なテストなので、飲めないのに赤くならい場合もある。
絆創膏を剥がしてから5分おいてみて色の変化を見て下さい。
解説 7、8 肉、脂肪
肉、脂肪は年々消費が増えている。それと共に大腸がんも年々増えている。
肉は、アミンを消化の過程で生み出し、腸内でアミンとウェルシュ菌(悪玉菌)
がニトロサミンを作る。
脂肪が腸内に入ると脂肪を分解する胆汁酸が出て、胆汁酸とウェルシュ菌(悪玉菌)
が二次胆汁酸を作る。
二次胆汁酸が大腸の壁を傷つけると、ニトロサミンはその傷ついた大腸壁のDNA
を傷つけ、がんを発生させる。腸内のウェルシュ菌(悪玉菌)が大腸がんの原因
の一つになっていると考えられている。
解説 10 カビ毒
ピスタチオやピーナッツ、穀類、ドライフルーツなどの輸入食品などから見つかるこ
とがある「アスペルギルス・フラパス」というカビのアフラートキシンは、強力な発が
ん性がある。
日本には、検疫で監視されているため入らないようになっている。
解説 9、13 塩分、こげ
塩分、こげ(動物性たんぱく質のこげ。ヘテロサイクリックアミンが発がん性物質)
の二つがそろうとがんの原因になる。
塩は、胃の粘膜を壊し、がんに攻撃されやすくなる。
一度に塩分を沢山摂らないようにする。
魚の塩焼きに加え、塩分を更に摂らないようにする。しょうゆや漬け物、みそ汁など
全体の塩分量を考えて食事をする。日本人は塩分摂りすぎ。1日6gのところ魚の塩焼き
だけで3gになる。塩分の摂りすぎは、食道がん、胃がんの原因になる。
こげは、1日丼一杯食べなければ大丈夫。
情報閲覧に関するご注意
[参考 NHK ためしてガッテン 2002/05/01]
がんの芽をつむにんじんジュース健康法―
末期がんを克服した医師が教える
AC mook
がん抑制の食品事典
NHKためしてガッテン
こうすればがんは防げる がん治療最前線編
「がん」になってからの食事療法―
米国対がん協会の最新ガイド
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Knowledge Notes内の関連情報
INDEX: がん予防・治療