オムロン カラダスキャン(HBF-362)を使って NOTE extra
オムロンカラダスキャン(HBF−362)の使用感をまとめ、また取扱説明書別冊
「活用ハンドブック」の紹介する活用法、測定値説明をまとめます。
健康管理やダイエットに、ご使用をお考えの方のご参考になればと思います。
オムロン カラダスキャン HBF-362 1

<ページ内の項目一覧>
・カラダスキャン(HBF−362)の率直な使用感
・カラダスキャンの測定原理
・測定に向く時間帯がある
・測定項目が12項目 各項目の特徴
・測定値は、メモリされます
・この機種で測定できない条件
・正しいダイエットのためにカラダスキャンを活用する
・リバウンドを繰り返さないために
・測定結果のどれに着目すればいいのか?
・自分の体調にあわせてダイエット管理
カラダスキャン(HBF−362)の率直な使用感
従来の体重計を使っていた私が、初めてカラダスキャンを使用することになると、
これはとても面白いものでした。体重以外に、体脂肪率、内臓脂肪、体年齢、BMI、
皮下脂肪、骨格筋率、基礎代謝などが、カラダスキャンに乗りスキャンするだけで表
示され、ちょっと感動しますし、これらのデータをどう扱おうか、とも思います。
個人的には、気にしていた内臓脂肪率は、標準で一応一安心でしたが、骨格筋量は
同年代、同体型の人の平均に比べて少ない傾向であるのが少々ショックでした。
また、皮下脂肪率など部分別に表示できるようになっており、脚の皮下脂肪がちょ
っと気になっていましたので見てみると、意外にも標準または、少ないという結果が
出ました。しかしながら、特に下半身に脂肪がつきやすい私としては、標準という言
葉には簡単に安心し得ないでいます。
また、脚の骨格筋量も少な目と出ているので、やはり骨格筋量を増やし、皮下脂肪
をどうにか減らしたいと考えています。
筋肉は、基礎代謝を上げるためにも量を増やすといいので、カラダスキャンで確認
しながら筋肉がつくようにしたいと思います。この点、骨格筋量が、表示できるカラダ
スキャンは、毎日の変化が見られるので楽しみです。
計測の時間帯には、適する時間帯があり、体の水分量の変化が少ない安定した時間
帯に計るのがよいとされています。私の場合は、お風呂上りがもっとも計りやすい時
間帯なので少し汗が引いた時に計測しています。本来は、お風呂上りは推奨されてい
ません。適する時間については後述。
カラダスキャンで計測を始めると、今までの体重計では気にしなかった観点で、自
分の体の状態を意識することができます。日常の健康管理は、もちろんのこと、ダイ
エットでも、脂肪の減り具合をチェックしながらダイエットすることができます。
ダイエットでは、脂肪よりも筋肉や骨が減少してしまう無理なダイエットにならな
いよう脂肪の減少をチェックするといいようです。
また、HBF−362は女性用に表示などできていますが、男性ももちろん計れま
す。ご家族で利用できます。(特定の人の場合、計れない場合もあります。)
カラダスキャンの測定原理
測定時に両手と両脚の間に微弱な電流を流して体の電気抵抗を測定する方法(BI法
:Bioelectrical Impedanace(生体インピーダンス法))を利用しています。
人間の体を構成する組織のうち、電気を通しやすいのは水分の多い筋肉、血管な
どの組織で、脂肪組織は電気をほとんど通しません。
この特性を利用して、脂肪とそれ以外の組織の割合を推定します。
体に流す電流は非常に微弱(50kHz、500マイクロアンペア)ですので電
流をビリビリと感じることも無く、体に安全です。
測定に向く時間帯がある
BI法を利用して測定するため、体の水分(電気を通す成分)量が測定する電気
抵抗値に影響します。そのため、体の水分量が安定したタイミングに計ることが正
確なデータを得ることになります。
○体の水分量が安定して適した時間
・起床後
・食後2時間以上経った時間
○避けるべき時間(多量の発汗、多量の水分補給で体の水分量が通常と異なる)
・激しい運動の直後
・サウナや入浴後
・アルコール多飲後
・多量の水分摂取
・食後(1〜2時間)
☆起床後、食後2時間以上経過後であっても「避けるべき時間」のような
ことがあれば、水分量が通常と異なるので不確定なデータになってしま
うので、避けましょう。
測定項目が12項目 各項目の特徴
カラダスキャン(HBF−362)で測定できる項目
| 基礎項目 | | | |
| @体重 | A体脂肪率 | B体脂肪率判定 | C体年齢 |
| DBMI | E基礎代謝 | F内臓脂肪レベル | G内臓脂肪レベル判定 |
| ポジショニングチェック | | | |
| H全身の皮下脂肪率 | I全身の皮下脂肪率の ポジショニング | J全身の骨格筋率 | K全身の骨格筋率の ポジショニング |
| 体幹の皮下脂肪率 | 体幹の皮下脂肪率の ポジショニング | 体幹の骨格筋率 | 体幹の骨格筋率の ポジショニング |
| 両脚の皮下脂肪率 | 両脚の皮下脂肪率の ポジショニング | 両脚の骨格筋率 | 両脚の骨格筋率の ポジショニング |
| 両腕の皮下脂肪率 | 両腕の皮下脂肪率の ポジショニング | 両腕の骨格筋率 | 両腕の骨格筋率の ポジショニング |
@体重
100g単位で測定。
A体脂肪率
BI法(生体インピーダンス法)で推定されます。
体脂肪率=体脂肪の重さ(kg)÷体重(kg)×100
B体脂肪レベル判定
「低い、標準、やや高い、高い」の4段階で表示され、判定基準は男女によっ
て異なります。
C体年齢
基礎代謝から見た体の年齢。総合的な判断の目安。
日本人の基礎代謝の標準値を基礎データとしオムロン独自の判定方式で算出し
ています。
○実年齢より体年齢が高い場合
実年齢の基礎代謝、体脂肪率、骨格筋率のデータに対して、体脂肪率が多く、
骨格筋率、基礎代謝が低いと、実年齢より高い体年齢になります。
○実年齢より体年齢が低い場合
体脂肪率が少なく、骨格筋率、基礎代謝が高いと実年齢より若い体年齢にな
ります。
DBMI
肥満度の判定基準。
体格指数(Body Mass Indexの略)で国際的な基準。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
○BMI22が、理想的。
・理想BMIにするには体重を何キロにすればよいか
理想体重=22×身長(m)×身長(m)
例、身長155cmの人の理想体重は、52.9kg
約52.9=22×1.55×1.55
155cmの身長の人は、52.9kgでBMIが22になる計算。
○BMIで判定する肥満度
| BMI | 判定 |
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5〜25未満 | 普通体重 |
| 25〜30未満 | 肥満(1度) |
| 30〜35未満 | 肥満(2度) |
| 35〜40未満 | 肥満(3度) |
| 40以上 | 肥満(4度) |
☆BMI25以上の人は、要注意。。
肥満のままの生活を続けるとさまざまな病気を引き起こす可能性が出てきま
す。
○肥満と病気の関係
肥満により血糖値を調節するインスリンの機能が低下し糖尿病や高血圧に
なったり、脂肪細胞から分泌される性ホルモンが過剰になり更年期後の乳が
んや子宮ガンを発症させる要因になることが分かってきました。
| 肥満者のかかりやすい病気 | 標準的な人に対する病気のかかりやすさ |
| 腰痛・膝痛 | 17倍 |
| 脂肪肝 | 8倍 |
| 糖尿病 | 5倍 |
| 高脂血症 | 5倍 |
| 高血圧 | 4倍 |
| 心疾患 | 3.5倍 |
| 胆石症 | 3倍 |
| がん(乳がん、子宮がん) | 2倍 |
| 不妊症 | 2倍 |
上表のように肥満の人の場合、健康障害やさまざまな疾病になりやすいこ
とが分かってきています。
☆隠れ肥満は、BMIでは分からない
BMIが標準でも、体脂肪率を見ると肥満になってしまう場合があります。
標準的な体重でも、内臓脂肪が多い場合などがあります。BMIだけで肥満
度を判断せず、体脂肪率、内臓脂肪レベル、内臓脂肪判定などを利用して隠
れ肥満がないか確認する必要があります。
内臓脂肪は、増えるごとに健康障害の合併数が増えることが明らかになっ
ています。
E基礎代謝
オムロン独自の推定方法で推定されます。
基礎代謝は、生命維持に必要なエネルギー消費で、1日の総エネルギー消費
量の6〜7割に当たります。
1日の総エネルギー消費は、3つに分類されます。
| 1日の総エネルギーの分類 | 活動内容 | エネルギー使用割合 |
| 基礎代謝 | 生命維持に必要なエネルギー | 6〜7割 |
| 生活活動代謝 | 通勤、通学、家事、趣味などの生活活動で 消費するエネルギー | 2〜3割 |
| 食事誘導性熱産生 | 食事に伴い消費されるエネルギー | 1割 |
1日の食事から摂取するエネルギーが、この3つの消費エネルギーの合計を
超えれば、余分なエネルギーは脂肪として蓄積されます。
○太りにくい体にするには
太りにくい体にするには、基礎代謝を上げることです。
体は、1日中エネルギーを消費して熱を作り出しています。この熱は基礎
代謝の「体温維持」に役立っています。この時、筋肉量が少ないと体温維持
に使われる消費エネルギーは少なくなるので、筋肉量を増やすことは基礎代
謝を上げるのに重要です。
筋肉量は、年齢とともに少なくなる傾向にあるので、若い頃と同じ食事量
を摂り続けていると、気付かないうちに摂取エネルギーが消費エネルギーを
超えて余分なエネルギーが脂肪として蓄積されます。
太りにくい体にするには、筋肉量を上げることがポイントになります。
カラダスキャンは、骨格筋量を測定できるので、筋肉量の増減が数値で分
かり、運動の効果を見ることができ、ダイエットの助けになります。
F内臓脂肪レベル
1〜30で表示されます。
内臓脂肪レベル1は、内臓脂肪面積10平方センチ相当。
腹部CTスキャン画像を使って内臓周りについている脂肪の面積の大小をオム
ロン独自の推定方式で算出したものです。
内臓脂肪面積が増えると健康障害の合併数が増加することが日本肥満学会肥満
症診断基準検討委員会で報告されています。
内臓脂肪面積が100平方センチを超えると、合併数が1.5個を超え、150
平方センチを超えると平均合併数が2個を超えるといいます。
ここで健康障害は、主に糖尿病2型、脂質代謝異常、高血圧など、肥満に起因、
関連した減量を必要とする健康障害を意味します。
G内臓脂肪レベル判定
「標準、やや高い、高い」と判定されます。
| 内臓脂肪レベル | 判定 |
| 1〜10未満 | 標準 |
| 10〜14 | やや高い |
| 15以上 | 高い |
H皮下脂肪率(全身、体幹、両脚、両腕)
各部位の重さのうち、皮下脂肪が占める割合。
皮下脂肪は、皮膚の下に蓄積される脂肪でエネルギーを貯めたり、体温を保つ
役目をしています。お腹だけでなく、二の腕、お尻、太もも、などに付きやすく、
必要以上の皮下脂肪の蓄積は、プロポーションの崩れの原因になります。
I皮下脂肪率のポジショニング(全身、体幹、両脚、両腕)
−3から+3までで表示。
各部位の皮下脂肪率を同じ体格(BMI)・同じ属性(性別、年齢)の人と比較
してどのレベルにあるか表示します。(オムロン自社データに基づく)
ただし、同年齢の平均を目指すことが必ずしも健康または良いダイエットであ
ると言うことではありません。
J骨格筋率(全身、体幹、両脚、両腕)
各部位の重さのうち骨格筋の占める割合。
IB(生体インピーダンス)法で推定。
骨格筋率(%) = (骨格筋の重さ(kg)÷体重(kg))×100
筋肉は、内臓を作っている平滑筋、心臓を作っている心筋、体を動かすための
骨格筋に分かれます。
骨格筋は、運動などで鍛えることで増やすことができます。
骨格筋は、基礎代謝の向上に重要です。体は、体温維持のために基礎代謝のエ
ネルギーを使うため、骨格筋量が多ければ、その分の体温を維持するエネルギー
を必要とします。年齢とともに減少する基礎代謝を上げるには、骨格筋を増やす
ことが大切です。
K骨格筋率のポジショニング(全身、体幹、両脚、両腕)
−3から+3までで表示。
各部位の骨格筋率を同じ体格(BMI)・同じ属性(性別、年齢)の人と比較
してどのレベルにあるか表示します。(オムロン自社データに基づく)
測定値は、メモリされます
1日前、7日前、30日前、90日前の測定値が表示できます。
測定するとデータが記憶され97日分記憶されます。98日目以降は、古い順に
データが消去されます。
1日2回以上測定した場合は、最後の測定値が記憶されます。
この機種で測定できない条件
10歳未満、81歳以上は測定できません。
18才未満の内臓脂肪レベル、体年齢、ポジショニングチェックは表示されませ
ん。
○正しく測定できない場合
体内水分量などの体組成が、平均的な値と差が大きいと正しく測定できない場合
があります。この場合は、体組成の変動傾向をチェックするためにカラダスキャン
を利用してください。
・成長期の児童
・高齢者
・風邪など発熱中の人
・妊娠中の人
・骨密度が非常に低い
・骨粗鬆症患者
・むくみのひどい人
・人工透析患者
・ボディビルダーやスポーツを職業にしている人またはそれに近い人。
正しいダイエットのためにカラダスキャンを活用する
運動を伴わない栄養バランスを無視した極端な食事制限は、体重は落ちても、筋
肉(骨格筋)の減少に伴い基礎代謝が減って、返って太りやすくなってしまいます。
10kgの減量に成功した場合でも、2ヶ月で10kg減量した絶食に近い場合
と、7ヶ月で10kg減量した健康的なダイエットの場合とでは、減少した成分が
大きく異なります。
無理なダイエットでは、10kg減量の内訳は、脂肪3kg減、除脂肪(筋肉、
骨など)7kg減となり、脂肪があまり減っていないだけでなく、筋肉や骨の重さ
の方が倍以上減少してしまっています。
健康的なダイエットでは、7ヶ月かけ徐々に10kgダイエットし、10kgの
内訳も脂肪9kg減、除脂肪1kg減となり、脂肪を減少させることに成功してい
ます。また除脂肪分の減少は1kgと少ないです。
また、体脂肪率も無理なダイエットでは、逆に0.9%増加してしまいましたが、
健康的なダイエットでは、7.7%減少しています。
減量法の違いによる実質効果 (同量減量したのに・・・) | 無理な減量法 | 健康的な減量法 |
| 体重変化 (期間) | 80kg → 70kg (2ヶ月) | 80kg → 70kg (7ヶ月) |
| 減量 | 10kg | 10kg |
| 体脂肪率の変化 | 36.0% → 36.9% (+0.9%) | 36.0% → 28.3% (−7.7%) |
| 減った脂肪の重さ | 3kg | 9kg |
減った除脂肪の重さ (筋肉、骨など) | 7kg | 1kg |
健康的なダイエットをすることが大事であることが分かります。
体脂肪率や骨格筋量、基礎代謝量を目安に健康的なダイエットができていること
を確認しながらダイエットすると良いでしょう。
リバウンドを繰り返さないために
骨格筋を増やして、基礎代謝を上げ、太りにくい体を作ろう!
無理なダイエットの後で起こしてしまいがちなのはリバウンドです。リバウンド
する時は、皮下脂肪よりも体につきやすい内臓脂肪がついてしまいます。リバウン
ド繰り返してしまうと、内臓脂肪型肥満を生んでしまいます。また、内臓脂肪は、
健康障害の要因となることが指摘されています。
ここでも健康的なダイエットをすることが大事であることが分かります。
測定結果のどれに着目すればいいのか?
健康が気になる方は、内臓脂肪レベルに着目しましょう。
太りにくい体を作りたい方は、骨格筋率と基礎代謝に着目しましょう。
自分の体調にあわせてダイエット管理
女性の体調は、女性ホルモンのバランスによって大きく変化します。
ダイエットするのにお勧めなのは、月経の終わりごろから排卵日の少し前まで
(いわゆる卵胞期)です。
この時期は卵胞ホルモンの分泌が多くなり、精神的に安定しており肌も潤いを
感じ、心も体も充実していて、活動的な時期です。
逆に排卵日の少し前から月経が終わるまで(いわゆる黄体期と月経期)は、黄
体ホルモンの分泌量が多くなり、精神的にイライラしがちで、体がむくんだりと
心も体も不安定な状態になるので、無理なダイエットは避けてください。
自分のホルモンバランスの変化に合わせた無理のないダイエットが大切です。
自分の卵胞期や黄体期などを知るために、婦人用体温計で基礎体温を測りましょ
う。
情報閲覧に関するご注意
[参考 オムロン 取扱説明書・別冊「活用ハンドブック」(カラダスキャンHBF-362 付属品) 2006/09/06]
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