セルワールド解体新書

〜SONY SLV−RS7〜

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電源不良の修理

電源がおかしい場合、電源本体の故障の場合と、基板側のショートが原因の 場合があります。このケースでは、電源単体での出力に問題はなく、装置に セットすると電圧が下がり異音がする、というものでした。この電源は、6V系 の出力電圧を基準にスイッチングをコントロールしています。この出力電圧の 平滑コンデンサの容量抜けにより、電流が流れた場合に異常発振を起こして 異音と出力低下を引き起こしていました。コンデンサチェッカがあれば簡単に 不良コンデンサを探して交換することができます。
電源基板
電源を取り出してみると、もれた電解液で基板が腐食していました。幸いなことに、 パターンの腐食は一部分で、パターン切れには至っていません。電解液をふき取り、 不安な部分は配線でおぎなってそのまま使用できました。
原因の電解はC209 16V 220uFのようです。しかしこれは-8Vラインであり、電源不良 の直接の原因ではありませんでした。電解液の被害が広範囲だったため、隣接した 半固定抵抗に入り込んでいる可能性があるので、接点復活剤で洗浄しておきます。
不良電解コンデンサ
明らかに液漏れしている電解を交換しても直らなかったので、コンデンサチェッカでチェック したところ、他にも不良電解がありました。赤矢印の3個です。表面上は見えませんが、 はずしてみると液漏れの跡がありました。黄色矢印は-8Vラインです。
C109 50V 4.7uF
C201 50V 100uF
C206 10V 3300uF (16V品に交換)
C109は微妙なところでしたが、高温部に近いため、予防交換としました。 これらはすべて通販等でも購入できます。
写真の状態で電源を入れると、緑矢印部分がショートして危険です。気をつけましょう。
交換後
交換した後の電源です。コンデンサのサイズが違います。本来は許容リプル電流などを考慮して 電解を選ぶべきのようですが、耐電圧と容量が一致していればおおよそ問題ないでしょう。
隣のコイルは、振動しないように何らかの方法で固定すべきです。 ノイズ源になる可能性はありますが、はく離可能で熱に強い接着剤がありませんでしたので そのままにしました。よい物を見つけたら接着しようと思います。