セルワールド解体新書

〜SONY SLV−RS7〜

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メカの組立て
面倒なのはメカの位置合わせだけです。合わせマークで組み立てれば、カセットが入っていない状態 で組みあがります。基本的には、ギア同士は向い合う印、初期状態のギアの位置はギアの穴とフレーム の穴を合わせるようになっています。いくつかのバネの取り付け位置は、3段階に調整できるように なっています。正しく元の位置に戻すため、このような場所にはマークをつけておくと 便利です。
スライドギアの合わせ位置
基本となるのが、モードスイッチやその先のピンチローラを動かすスライドギアです。 矢印の位置が合わせマークで、フレームのあなとスライドギアの位置を合わせます。 この状態が狂うとすべてがずれてしまうので、常にこの位置になるように、チェックしながら 組み立てます。
モードギアの合わせ位置
次にモードスイッチを取りつけます。矢印の位置に合わせマークがあります。モードスイッチの 合わせマークは、とても小さいので気をつけます。
ギア類の組立て
次に、テープ走行用のギア類を組み立てます。これらには合わせ位置はなく、そのままセットする だけです。ただし、矢印の位置にプラスチックのワッシャがありますので、忘れず取りつけます。 中央の四角い穴の中に、ピンクの2つのアームが見えます。巻きも戻しか早送りかを切り分ける、 フローティングギアの棒がその中央に入ります。
ブレーキの組立て1
次にブレーキ類と取りつけます。ブレーキは、裏のアームで操作されます。写真矢印のアームを一方に 動かすと左右両方のブレーキが外れ、逆方向に動かすと片方のブレーキが解除されるようになって います。実際にうごかして見て、正しい位置にセットされていることを確認します。 写真は、アームを指で動かし、両方解除した状態です。
ブレーキの組立て2
そして、白いソフトブレーキや、テンションアームなどを取りつけます。 テンションアームのバネは、強さが3段階で替えられるようになっています。 テープ走行時のテンションの強さを調節するのですが、今まで分解したものはすべて 中央になっています。あまり狂うことはなさそうです。 ピンチローラー系は、別の項目で紹介していますのでここでは省きます。
DCモーターの組立て
DCモーターを取りつけます。そしてバンドと、ギアを取りつけます。 モーターからバンドで駆動されるギアには、テンションをかけるバネがありますので、 まずネジをしない状態でバネにより、バンドにテンションをかけ、その後、ネジを締めます。 写真の状態ではネジを締める前で、バネによりテンションがかかっています。
シャトルの組立て1
シャトル用のアームを取りつけ、その先にシャトルをつけます。
シャトルの組立て2
シャトルを動かすローディングアームは、赤矢印の位置に合わせマークがあります。初期状態は、 写真の位置になります。黄矢印は、ローディング不良のまま動作させたためと思われる、破損が あります。これは勿論交換が必要です。
シャトルの組立て3
テンションアームは、シャトルより手前にきます。写真の状態にセットします。
カムギアの組立て
最後に、大きなカムギアを取りつけて完了です。矢印の位置に合わせマークがあり、フレームと スライドギア、カムギアの穴が同じ位置になるようにします。カムギアの裏には多数の溝があり、 下の部品の突起を動かす役目をしていますので、各突起がカムギアに入るように調整しながら カムギアを組み立てます。
最後に、ローディング用モーターを手で回し、各部品の動きが正常かどうか 確かめた方が良いでしょう。気にすべきは、テンションアームとシャトルとの関係、RVSアームと ピンチローラーの関係です。問題があれば、すぐにテープをダメにしてしまいます。
裏の基板をネジで取りつければ、組立ては終了です。数ヶ所の合わせマークに気を付け、 難しい調整が必要な部分を避ければ、意外と簡単なことがお分かりいただけたと思います。
テープパスの調整については、まだ調整が必要なデッキに遭遇していませんので、 もし機会があったら挑戦したいと思います。