セルワールド解体新書

〜SONY KX−27HV1S〜

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突然画面が消え、電源が入らなくなる

視聴中、突然画面が消えました。中央の1点に集まるような、プツンといった消え方です。 そのまま電源を入れても、すでに電源は入りません。電源電圧が出ず、電源故障に見えましたが、 実際は140Vが短絡し、保護回路が働いたようです。少しずつ部品を外してゆくと、あるトランジスタ を外すと電源が入ります。このトランジスタが短絡故障しているようです。しかし、新品に交換して もすぐに故障します。さらに調べると、PMCというコイルのハンダ箇所から火花が。結局、半田劣化 により電流がアースに流れず、トランジスタへの過電流につながったようです。トランジスタ交換と 再半田で修理完了です。
短絡故障したトランジスタ
故障したトランジスタは、D基板にあります。サービスマニュアルによるとコレクタには 1200Vが発生しています。普通のオシロ等では波形を観測できませんので、電源OFF時にテスタ で導通有無をチェックし、不良と判断しました。
半田劣化箇所
赤矢印が短絡故障したトランジスタです。黄矢印が半田劣化したコイル。トランジスタ 交換と、このコイルのハンダをやり直して修理完了です。トランジスタはソニーサービス で500円です。大電流が流れる箇所のようで、故障しやすい箇所かもしれません。
写真のコードは、ボリュームを使用してトランジスタのベース電流を下げるための ものです。新品トランジスタに交換してもすぐ故障してしまうため調査できず、 過電流を防ぐために一時改造したものです。これにより思わぬ場所からスパークが 出て、故障箇所特定につながりました。回路を充分に理解できていれば回路図から 予測できたかもしれません。まだまだ理解不足という課題が残りました。